2021年、国土交通省により「全国二地域居住等促進協議会」が結成されました。
それに伴い普段は都心部と自然あふれる田舎と、居住地を複数持ち生活する方が少しずつ増えており需要も高まっています。
多拠点居住という新しいライフスタイルが生まれた影響は、賃貸物件の管理業務にも及ぶでしょう。
今回は、多拠点居住を目的とした賃貸物件の管理方法と注意点をご紹介します。
複数の地域に居住地をもつ多拠点生活とは?
多拠点生活とは、複数の住居を持ちながら生活をおこなうことで、平日は都内の家に住み、休日は田舎の家で自然を感じながら過ごすとなどがあります。
都心の便利さを活用しつつ、田舎で自然も感じられるリモートワークの普及などで注目されている新しいライフスタイルです。
多拠点住居には持っている拠点の数によって二拠点(二地域)や三拠点などの種類に分類されます。
都心と田舎の組み合わせなどは自由で、本拠地を決めずにすべてサブ拠点とする場合もあります。
多拠点居住の需要と賃貸物件の管理方法とは
テレワークの普及により、新しいライフスタイルに対する考え方が広がったなかで多拠点生活は、魅力や興味を感じ需要も増えています。
多拠点居住を目的とした賃貸物件の管理体制は、サブリース契約とサブスクリプション契約があります。
サブリース契約とは、オーナーとして保有するアパートやマンションを、不動産会社が第三者に又貸しする形態です。
建物のオーナーと不動産会社の間でマスターリース契約(賃貸借契約)を締結します。
サブスクリプション契約は、現在サービス展開されているサブスクリプションサービスに登録すると利用できます。
多拠点居住の賃貸管理をするときの注意点とは
多拠点生活に対応した賃貸物件を管理するにあたり、いくつか注意点があります。
注意点のひとつめは入居審査についてで、短期利用でも通常の審査と変わりません。
賃貸借契約書は、定期建物賃貸借契約が採用され、複数の賃借人を相手に契約を締結します。
多拠点生活で利用する場合、利用者が頻繁に変わる場合も想定されます。
利用者の入居と退去の入れ替わりが激しいと、スケジュールの管理ミスをしないように気を付ける必要があります。
短期利用の需要が高まると、退去時のクリーニング作業も増えるため管理が大変になるのはデメリットといえます。
まとめ
多拠点生活とは、二拠点以上の居住地があり生活していることを指します。
自宅を仕事場として使う機会も多く、仕事とプライベートの切り替えも難しいと感じるのではないでしょうか。
ライフスタイルを大幅に変更せずに、さまざまな状況を楽しめる多拠点生活は今後も需要が高まっていくでしょう。
賃貸・管理・リフォームのことなら、「朝日ホームズ」にお任せください。
ご所有不動産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。