賃貸物件のオーナーにとって、建物や設備の維持管理は欠かせない業務です。
マンションなど大量の水を使う建物に設置されている貯水槽は、安全性を確保するため法的な義務があるのをご存じでしょうか。
この記事では、貯水槽とは何かのほか法的義務などについてご紹介するので、賃貸管理や経営をされている方はお役立てください。
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貯水槽とは
貯水槽とは水を貯めておく設備で、ビルやマンション、アパートの地上部分や1階部分などに設置されているのが一般的です。
マンションなど一度に大量の水を使う可能性がある建物では、配水管の水量では供給量が不足するとともに、高さがある建物では水圧も不足してしまいます。
貯水槽は、大量の水を貯めて建物内で安定して使えるようにする役割を担っており、大きく3つの種類に分類できます。
その1つとして、低層階の建物には、水を一時的に貯めておくため地面や地下に受水槽が設置されているでしょう。
これに対し、高層の建物では、屋上などの高い場所に受水槽からポンプを使用して、水を貯める高置水槽が設置されています。
また、お湯を多く使用する建物には加熱した水を貯めておく貯湯槽が設置されているケースもあるでしょう。
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賃貸物件のオーナーが貯水槽清掃などに関して負う法的義務
賃貸物件の貯水槽は、生活用水だけではなく飲料水も貯めており、安全で衛生的な水を入居者に届けなければなりません。
そのため、年に1回以上の貯水槽の清掃と点検をおこなうことが、水道法により義務づけられています。
貯水槽の規模により、法律や自治体の条例など管理基準に違いがありますが、いずれにしても維持管理義務があるのに変わりはありません。
なお、水質検査の頻度について法では7日以内と定められており、自治体の条例もこれに即しているのが一般的です。
このうち有効容量が10t超のものは法に基づく簡易専用水道になり、清掃を怠ると罰則や罰金を受ける可能性があります。
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賃貸物件のオーナーが貯水槽清掃を業者に依頼する流れ
まず、はじめは業者の選定からおこない、建築物飲料水貯水槽清掃業に登録している専門業者を選んでください。
清掃するときには建物内を断水するため、業者との間で実施日時を決めたうえで居住者へ告知する必要があり、実施する2~3週間前には知らせるように心がけましょう。
オーナーが清掃作業に立ち会いを求められるわけではありませんが、作業完了後の水質検査結果を確認するうえで、水質検査には立ち会うのが得策です。
なお、後日、水質検査の報告書が送付されるので万一に備えて5年間は保管しておきましょう。
また、水質汚染などの異常が発覚した場合は、すぐに断水して入居者にその旨を伝えるとともに、保健所にも連絡し指示にしたがってください。
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まとめ
貯水槽とは、マンションなどの排水管の水量では供給量が不足する建物で、安定して水が使用できるよう大量の水を貯めておく設備のことです。
安全で衛生的な水を入居者に届けるために、水道法により年1回以上の清掃と点検が義務づけられています。
オーナーは、専門業者へ依頼するなど、今回の記事でご説明した流れを参考にして適切に義務を果たしましょう。
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