アパートやマンション管理をしている方は、さまざまなトラブルに直面することがあることでしょう。
その一つに水回りのトラブル、断水が挙げられます。
断水が起きた場合、原因によってはオーナーに責任が問われる可能性があります。
そこで今回は賃貸物件で断水が起きたときの原因や、断水対策、断水時の補償についての解説です。
賃貸物件の断水の原因とは
断水の原因は以下の4つの原因が考えられます。
給水設備の故障や排水管の劣化
賃貸物件では、給水ポンプを使用して給水しているケースがおおいです。
給水ポンプは、水道管から各戸へ給水するための設備で、アパートの場合は直結給水方式、マンションの場合は受水槽式給水方式のポンプが用いられています。
耐用年数が、一般的に10年~15年ほどであり、部品が劣化したり電気系統が故障したりすることで水が止まることがあります。
自然災害による水道管の破裂
地震によって水道管が破裂したり、台風による増水などで水道管に亀裂が入ったりすることがあります。
その際、復旧するまでは断水が発生します。
停電
給水ポンプは電気で作動しているので、給水ポンプを使用して各戸給水しているアパートやマンションでは給水ポンプが作動しないため断水となります。
凍結
冬場に気温が低下した場合は、水道管が凍結するため水がでないことがあります。
気温の上昇とともに水が出るようになりますが、その際に水が膨張し水道管が破裂してしまうことがあります。
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入居者から補償を請求された場合の対処法
法律上は、オーナーに責任がある断水ですが、入居者に補償しなければならないという決まりはありません。
しかし、水が使えない状況は非常に不便な状況ですので、入居者から不満が出ることでしょう。
水道が使えないと入居者は飲水用の水や歯磨き用、トイレ用の水を購入しないといけません。
そのため、家賃の減額ではなく水の使えない時間に合わせた水の購入費と銭湯代などをオーナーが負担するケースがおおくなってきています。
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断水を防ぐ方法
賃貸物件で断水などのトラブルを発生させないためには次の点が重要です。
●ほとんどの給水設備の耐用年数は10年~15年程度なので定期的に点検をし劣化した部品を交換する
●断水が発生した場合は入居者に対する対応を早急におこなう
●専門的な知識がない場合管理会社に委託することも検討しましょう
上記の点を意識して断水対策を実施することが大切です。
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まとめ
断水の原因は、自然災害や水道管の損傷や停電など、給水設備の故障が挙げられます。
賃貸物件のオーナーは、断水が発生した場合復旧までの日数に応じ、家賃の減額などをしなければなりません。
そうならないために、定期的な点検や断水した際の入居者に対する対応を考えなければなりません。
管理会社に委託するなどの検討もしてみてはいかがでしょうか。
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