空室が多い状態は、賃貸物件のオーナーにとっては死活問題です。
家賃を下げる、リノベーションをおこなって魅力をアップさせるなど、空室対策はいろいろとありますが、今ひとつ効果が出ていない場合、シングルマザーにアピールできる物件への方針転換もおすすめです。
そこで今回は、シングルマザー世帯にアピールする空室対策について解説します。
需要が多い
シングルマザー世帯の数は多く、シングルマザーにうまくアピールできれば有効な空室対策となってくれるでしょう。
基本的に日本では女性の方が職場で長く働きにくく、給料も男性と比べると少なめな傾向にあるのが実情です。
このような背景があるため、子育てに取り組むシングルマザーはなるべく家賃の負担を減らしたいと願うものですが、シングルマザー世帯の数が多い以上、公営住宅のような家賃が抑えられているところに住めない方も出てきます。
家賃が抑えられている賃貸物件を探す層は間違いなく存在するので、そこをターゲットとすることも検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、既存の物件をそのままシングルマザーにアピールしても効果は出にくいので、しっかり事前の準備をおこなうことが重要です。
▼この記事も読まれています
賃貸管理している物件の網戸の交換方法や費用負担についてご紹介
事前の準備
シングルマザー世帯に限った話ではありませんが、お子さんがいらっしゃる世帯に付いて回るのが騒音トラブルです。
子どもが泣いたり、部屋で飛び跳ねたりすることで、隣や下の階の住人からクレームが入るケースは珍しくはありません。
小さい子どものいる世帯が大きな音を出さないようにすることは困難なので、騒音対策のリノベーションをおこなうのが効果的です。
また、騒音対策が施されているという点は、シングルマザーに限らずさまざまな世代にアピールできるポイントとなり、空室対策としての効果も期待できます。
もうひとつ、子どものいる世帯を受け入れるうえで欠かせないのが、転落事故対策です。
小さい子どもがベランダや玄関の外に出てしまって事故が起こることは、残念ながらそう珍しくはありません。
子どもが1人の時に扉を開けてしまうことが起きないように、二重ロックを取り入れるなどの対策を講じることで魅力のある物件になるでしょう。
▼この記事も読まれています
賃貸物件の設備故障に対応しないと賃料が減額に?修理する責任は誰にある?
家賃滞納の不安を感じている方へ
シングルマザー世帯を受け入れると家賃滞納リスクが大きくなるのでは、という不安を感じるかもしれませんが、家賃滞納に関する心配は不要です。
保証会社を挟めば家賃滞納リスクは消えますし、シングルマザーに対して厳しい目を向けない保証会社も少なくありません。
また、住宅セーフティネットの登録を考えてみると良いでしょう。
この制度は、低所得者、高齢者、子育て中の世帯など、住居の確保が難しい人々を支援する制度です。
大家は登録を通じて補助を受けることができ、住宅確保要配慮者は登録情報を確認して入居を申し込むことができます。
▼この記事も読まれています
多拠点居住の需要は?賃貸管理するときの注意点とは
まとめ
シングルマザー世帯を受け入れるためには事前の準備が必要ですが、需要は多く、空室対策として有効だと思います。
既存の空室対策であまり結果が出ていないのであれば、シングルマザーに訴求できるような物件を目指してみるのもいかがでしょうか。
代々木八幡の賃貸なら朝日ホームズ株式会社にお任せください。
ご所有不動産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。