不動産投資では、利益見込みを把握するために利回りを計算しておくことが欠かせません。
最低ラインを知っておくと、対象物件について投資価値があるかどうかを見極められます。
そこで今回は、不動産投資における利回りの最低ラインとはなにか、目安や高くする方法を解説します。
不動産投資における利回りの最低ラインとは?
不動産投資における利回りとは投資した金額に対して収益が得られる割合を表す数字で、最低ラインを知っておくと投資すべきかどうかの判断に役立ちます。
不動産投資の利回りには、表面利回りと実質利回りの2種類があります。
表面利回りは不動産投資の広告に出ていることが多く、初期判断や他の物件との比較に使用できるでしょう。
表面利回りの計算方法は「年間の家賃収入÷物件価格×100」です。
実質利回りは、不動産所有時にかかる経費も見込んで計算する利回りです。
表面利回りは経費を含めないため、実質利回りのほうが低い数字になります。
実質利回りは、投資物件をある程度絞った段階で具体的な利益を計算するために使用します。
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不動産投資における利回りの最低ラインの目安
不動産投資における表面利回りの最低ラインの目安は、大まかにいうと5%程度と言われることが多いです。
ただし、この目安は建物や地域によっても違いがあります。
建物ごとでは都市部の築10年以下の中古アパートでは7%程度、中古マンションでは5~6%程度が目安です。
地域別で見ると、ワンルームマンションタイプの場合都心では4%程度、地方都市では5〜6%程度の違いがあります。
利回りの最低ラインは、全国的な平均ではなく周囲の相場と比較して高いか低いかを検討することが大切です。
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不動産投資の利回りを高くする方法
不動産投資の利回りを高くする方法のひとつは、長期運用を前提とすることです。
不動産投資は長期間を通して安定した運用を目指す点が、株式投資やFXとの違いです。
短期的な利益にとらわれず、長期的に資産価値のあるエリアなのか入居者が決まりやすいかなどを基準に投資を決定することをおすすめします。
リフォームによりスマートホーム化することも、不動産の価値を高める良い方法です。
スマートホーム化とは家電をネットワークでつなぎ、外出中でもスマートフォンから操作できるようにするものです。
付加価値のある物件は人気を集めやすく、入居率や利回りの向上に役立ちます。
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まとめ
不動産投資における利回りとは投資した金額に対して収益が得られる割合を表す数字で、最低ラインを知っておくと投資すべきかどうかの判断に役立ちます。
表面利回りの平均的な最低ラインは5%程度ですが、建物や地域によっても異なるため、周辺の相場と比較することがおすすめです。
利回りを高くする方法には、長期的な視点を持つことやリフォームをおこなうことなどが挙げられます。
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