マンションを区分所有するオーナーにとって、共用部分の管理は重要な課題でしょう。
もし共用部分が破損した場合は、その修理費用や対応方法について知っておかなければなりません。
そこで今回は、マンションの共用部分とは何か、共用部分の破損トラブルの事例、そしてその修理費用の負担について解説していきます。
マンションの共用部分とは何か
マンションの共用部分とは、区分所有法に基づき、専有部分以外の部分のことを指します。
具体的には、廊下やエントランス、エレベーター、屋上などの部分が挙げられるでしょう。
共用部分は、大きく分けて、専用使用権が付いていない部分と、特定の区分所有者が専用使用する部分の2種類があります。
たとえば、廊下やエレベーターは全体の共用部分であり、バルコニーや専用庭は特定の所有者が使用する共用部分です。
共用部分の管理や維持は、マンションの管理組合がおこなうことが一般的です。
したがって、共用部分の破損やトラブルが発生した場合は、まず管理組合に連絡するようにしましょう。
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マンションの共用部分の破損トラブル
マンションの共用部分に関するトラブルは、日常生活のなかで発生することも少なくありません。
たとえば、廊下の窓ガラスが割れた場合や、上階からの水漏れによって天井が汚損した場合などが挙げられるでしょう。
こうしたトラブルが発生した場合、まずは速やかに管理組合や管理会社に連絡することが必要です。
とくに、水漏れやガラスの破損は、迅速な対応が求められるトラブルです。
放置すると、被害が拡大し、修理費用が増加する可能性があります。
管理組合は、トラブルの状況を確認し、必要な修理や補修を手配しなければなりません。
オーナーは、自分の専有部分が被害を受けた場合も、まずは共用部分の管理者に連絡することが推奨されます。
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共用部の修理は誰が負担するか
マンションの共用部分が破損した場合、その修理費用は一般的にマンション全体の所有者が負担します。
具体的には、管理費や修繕積立金から修理費用が支払われることが多いです。
しかし、破損の原因や経緯によっては、特定の区分所有者が負担する場合もあります。
たとえば、上階の住人の過失による水漏れなどは、その住人が修理費用を負担することが考えられるでしょう。
また、マンション総合保険に加入している場合、保険が適用されることもあります。
保険が適用される場合、破損や汚損が補償の対象となっているかどうかを確認することが重要です。
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まとめ
マンションの共用部分は、専有部分以外の全ての部分を指し、管理は管理組合がおこないます。
共用部分の破損トラブルが発生した場合、速やかに管理組合に連絡することが重要です。
また、修理費用は、管理費や修繕積立金から支払われることが多いですが、特定のケースでは区分所有者が負担する場合もあります。
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