情報化社会の昨今において、インターネットは水道やガス、電気に並ぶライフラインといっても過言ではありません。
そのインターネットを無料で提供するインターネット無料物件は、空室対策としても効果的です。
今回は、インターネット無料が空室対策に効果的な理由、インターネット無料物件における回線の種類、インターネット無料を採用する際の注意点について解説します。
空室対策にインターネット無料が効果的な理由
無料のインターネット設備は、賃貸物件の人気設備ランキングで4位にランクインするほど高い人気を誇ります。
とくに若年層はインターネットの利用時間が長いため、インターネット無料の需要が高い傾向にあります。
インターネット無料物件の比率は、新築で約93%、築1~5年で約84%、築5年を過ぎると約52%、築10年を過ぎた場合は約23%です。
築年数が古くなるほどインターネット無料物件の比率は低くなるため、空室対策として導入すれば、他の物件との差別化に効果的です。
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インターネット無料物件におけるの回線の種類
インターネット無料物件における回線の種類には、各戸光回線方式、各戸LAN方式、各戸ケーブルテレビ方式、各戸VDSL方式、共用部Wi-Fi設置方式の5種類があります。
各戸光回線方式は、各住居に光ファイバーを引き込むタイプであり、速度と安定性が高いものの、月額費用が高額になりがちです。
各戸LAN方式は、各住居にLAN形式で回線を引き込むタイプであり、光回線よりも月額費用が安くなります。
各戸ケーブルテレビ方式は、各住居に引き込んだケーブルテレビ回線をインターネットとして利用するタイプで、費用が安い反面、通信速度は遅めです。
各戸VDSL方式は、既存の電話回線を利用するタイプで、光回線に比べて月額費用が安めです。
これらの各戸タイプの回線は、導入時に入居者との日程調整が必要となります。
共用部Wi-Fi設置方式は、共用部や外壁にWi-Fi機器を設置するタイプで、コストが安いメリットがある一方、木造以外の建物では通信が不安定になるデメリットがあります。
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空室対策でインターネット無料を採用するデメリット
インターネット無料物件を採用するデメリットとしては、主にコストが挙げられます。
導入には初期費用と月額費用がかかるため、空室が埋まらないと逆に資金状況を悪化させるリスクがあります。
回線の種類によっては、コストを抑えることができますが、通信速度や安定性が低い場合、入居者からのクレームや退去の原因となる可能性があります。
また、入居者自身で契約するプロバイダを選べない点もデメリットです。
さらに、インターネット回線のセキュリティ面にも不安が残る場合があるため、これらを十分に考慮したうえで導入を検討する必要があります。
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まとめ
インターネット無料の賃貸物件は若者を中心として高い人気があり、築年数が古い物件ほど効果的な空室対策です。
回線の種類は、各戸光回線方式、各戸LAN方式、各戸ケーブルテレビ方式、各戸VDSL方式、共用部Wi-Fi設置方式の5種類があり、それぞれ特徴が異なります。
人気の理由やデメリットについてもしっかり把握したうえで、空室対策として採用するかどうかを決めると良いでしょう。
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