高齢化社会の日本では、医療施設としての土地活用が注目を集めていることをご存じでしょうか。
そのため、持て余している土地があれば、医療施設として活用することができるかもしれません。
そこで、土地活用方法のひとつとして、医療施設を経営するメリットや建物の種類を解説します。
医療施設としての土地活用方法
医療施設の経営に向けた土地活用の方法は、3種類です。
1つ目は、医療施設の経営を希望する事業者を対象に土地だけを貸し出し、建物の建設費用などの初期費用を負担することなく、地代を得る土地活用方法です。
2つ目としては、自己負担で建物の建設費用を捻出し、医療施設を経営したい事業者に貸し出して、賃料を得る方法が挙げられます。
この方法は、地代と比べて高い金額に設定しやすいため、収益性を確保したい場合に適しています。
3つ目は、事業者から預かった建設協力金を使用し、事業者が理想とする医療施設を建設して貸し出すという土地活用方法です。
この方法では、ほかの方法と異なり、土地だけでなく医療施設の所有権も得られます。
▼この記事も読まれています
土地活用における太陽光発電の仕組みとは?メリットや向いている土地を解説
土地活用方法として医療施設経営を選択するメリット・デメリット
土地活用の方法として医療施設の経営を選ぶメリットは、地域貢献度が高い点です。
健康維持および促進に役立つ医療施設は、地域住民のライフラインでもあり、社会的信用につながるでしょう。
また、少子高齢化がすすむ可能性が高い日本において、需要のさらなる高まりが期待される点も、医療施設の経営をスタートさせるメリットのひとつです。
一方で、医療施設は、集客性が高くないと経営が立ち行かなくなる可能性が高く、アクセスの良い立地は医療施設の経営に向かないでしょう。
くわえて、医療施設の特殊性も影響し、一度撤退されると転用が困難である点も、医療施設経営としての土地活用にみられるデメリットといえます。
▼この記事も読まれています
土地活用方法の1つであるシェアハウスについて!メリットや経営費用も解説
土地活用方法として想定される医療施設の種類
土地活用方法として選べる医療施設は、診療所やクリニックなどが挙げられます。
これらは、入院患者用のベッドがない、もしくは19床以下の小さな医療施設であり、広大な土地でなくても活用可能です。
しかし、初期費用を抑えやすいぶん、経営規模に限りがあるため、高い収益性はなかなか見込めません。
一方、20床以上の入院患者用ベッドを有する医療施設は、病院に該当し、さらに100床以上になると総合病院としての扱いになります。
その場合、診療だけでなく精密検査や手術も担うため、200坪以上の広さが必要となるでしょう。
また、導入が必要な設備も多く、医療施設の建設コストを含めると、億単位での費用がかかることが想定されます。
▼この記事も読まれています
土地活用におけるガレージハウス経営とは?経営時の注意点も解説
まとめ
医療施設としての土地活用には、土地だけを貸す方法を含め3パターンの方法があります。
また、高い地域貢献度を誇る一方で、アクセスの良さが経営の鍵になるなど、メリットだけでなくデメリットも考慮する必要があるでしょう。
そして、診療所や病院など、さまざまな種類があるため、土地活用する場合は比較して選択することが大切です。
代々木八幡の賃貸なら朝日ホームズ株式会社にお任せください。
ご所有不動産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。